石川遼と有村智恵、青木瀬令奈がプロゴルフトーナメント関係者支援基金設立を発表 男女ツアープロが大会関係者支援のため異例の強力タッグを結成


設立を発表した石川遼らによるクラウドファンディング(READYFORページより提供)

設立を発表した石川遼らによるクラウドファンディング(READYFORページより提供)

 日本ツアーで活躍するプロゴルファーの石川遼(28)=カシオ=、有村智恵(32)=日本HP=、青木瀬令奈プレーヤーズ委員長(27)=マツシマホールディングス=の3選手が21日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、経済的な損失を被ったプロゴルフトーナメント関係者を対象とした支援基金「トーナメント プレーヤーズ ファウンデーション」を時松隆光選手会長(26)=筑紫ケ丘GC=、宮里優作(40)=フリー=の賛同を得て、設立したことを発表した。

 国内男子ツアーは新型コロナの影響で4月以降中止が相次ぎ、最速で9月以降の再開となっている。国内女子ツアーも6月にアース・モンダミンカップで開幕したものの、22試合が中止となり、次戦は8月となっている。国内男女の選手だけでなく、帯同キャディーやギャラリーサービス、大会運営、プロカメラマンらも職場を失っている状況だ。そうした状況を心配したいずれも選手会長やプレーヤーズ委員長を務めた男女トッププロ5選手が、ツアーの枠を越えて手を組み、選手が主体となってゴルフ業界のために立ち上がった。

 「トーナメント プレーヤーズ ファウンデーション」はゴルフトーナメント従事者に向けた、コロナ渦での生活の一助になることを目的とした給付金支援チャリティーだという。選手側から、プロゴルファーとしての活動を支えてくれる関係者への恩返しの意味も込められている。今後、趣旨に賛同する選手を順次増やしていく方針。既に宮里藍さんや渋野日向子、星野陸也ら37選手も賛同しているという。

 クラウドファンディングの「READY FOR」上(https://readyfor.jp/projects/GOLF_FUND)で、選手がデザインしたTシャツやキャップ、マスクやトートバッグ、テレビ会議アプリ「Zoom」を利用したトークショー観覧や、オンラインレッスンなどを販売する。8月31日午後11時締切。

最新のカテゴリー記事