女子ゴルフの海外メジャー、AIG全英女子オープン(8月20日開幕、ロイヤルトルーンGC)に出場する国内を主戦場とする日本勢4人がプロキャディー以外をキャディーで起用する異例の態勢で臨むことが25日、分かった。渋野日向子(21)は青木翔コーチと優勝した昨年大会以来、1年ぶりタッグを組む。
今回の全英は新型コロナの影響で無観客の上、選手にも大幅な規制が敷かれる。会場に入れるのは選手、キャディーのみ。いずれも大会が用意したホテルに宿泊し、毎日コースとの往復に限られ、外部との接触は禁止される。トレーナー、マネジャーも遠征に帯同できない状況下で、自身のプレーを熟知するコーチにバッグを担いでもらい、強い雨風のリンクスコース対策を練る意図もあるようだ。上田桃子(34)は辻村明志コーチが、稲見萌寧(20)は奥嶋誠昭コーチが務める。
また、勝みなみ(22)はアマチュア時代に何度もキャディーを務めた母・久美さんとの親子コンビを復活させる。異国の地で生活をサポートする存在としても大きい。日本勢は米ツアーを主戦場とする畑岡奈紗(21)、河本結(21)も出場。渋野は前哨戦のスコットランド女子オープン(13日開幕)から参戦する。