女子ゴルフの渋野日向子(21)=サントリー=が20日開幕の今季メジャー初戦AIG全英女子オープン(ロイヤルトルーンGC)へ、会場からリモートで公式会見を行った。前週に予選落ちし“洗礼”を浴びたリンクスに加え、グリーンが狭い名物ホール・魔の8番(パー3)が日本人初の連覇へ立ちはだかる。先週末には懸命にショットの修正に励み、「去年と違った自分を見せられるように頑張りたい」と巻き返しへ闘志をたぎらせた。
◆しぶこに聞く
―1年前を振り返って。
「すごい人生が変わった瞬間。本当に1週間で芸能人になったような感じ。帰国した時にたくさんの人が出迎えてくれて、テレビで見る光景を目の当たりにした。鳥肌が立った」
―リンクスの印象。
「雨も風も強く、『一日で四季が来る』イメージがある。すごく頭を使うコース」
―渡英時は「連覇できるのは私だけ」と発言。
「2連覇も少なからず心の中にあるが、それ以上に(コースで)求められることが多すぎる。今の技量や頭の使い方ではまだリンクスに対応できない」
―昨年優勝を争ったブハイ(南アフリカ)と予選ラウンドは同組。
「知っている人なので去年のイメージも持ちながら、楽しんで回れるんじゃないのかな」
―前週は予選落ち。
「(メジャー覇者として)下手なゴルフはできないという思いがこみ上げてきたけど、そういう思いは消えつつある」