米女子プロゴルフツアーの今季メジャー初戦、AIG全英女子オープンが20日から4日間、英国・ロイヤルトルーンGC(6649ヤード、パー71)で開催される。世界ランク5位の畑岡奈紗(21)=アビームコンサルティング=が19日、会場からリモート会見を行った。今季メジャー初戦に向けて「ずっとメジャー優勝を目標にしてやっている。予選通過が第一目標だけど、優勝を目指してできれば」と意気込みを語った。
18日に練習ラウンドを行い、初めてコースを見て回った。「バンカーが多くて、フェアウェーでも(ボールを)置く位置がすごく大事になると思う。グリーンは小さいので、あまりサイドを狙わずに真ん中から狙っていけばチャンスになるかな」と語った。
新型コロナ禍で中断前の1月以来、約7か月ぶりのツアー復帰戦となった前週のスコットランド・オープンでは12位と好成績を収めた。今週のコースと同様の海沿いで、フェアウェーやグリーンが硬いリンクスコースでプレーし「すごくいい経験になりました。天気によって大きく左右されるというのはあるけど、(リンクスへの意識も)いい方向に変わりつつある」と表情は明るかった。
18年から3年連続出場。過去2大会はいずれも予選落ちを喫している。「去年は『今年こそ』という気持ちでメジャーに気合が入りすぎていて、いつもと違う準備になっていた」と振り返った。その上で「普段の試合と変えずにリラックスして臨めるように」。自身初のメジャータイトルへ、自然体で挑む。