野村敏京、リンクスの強風なんの5バーディー…大きなミスなし「パットの調子もよかった」


野村敏京

野村敏京

 ◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 AIG全英女子オープン 第2日(21日午前6時30分(日本時間14時30分)スタート、ロイヤルトルーンGC=6632ヤード、パー71、賞金総額450万ドル(約4億7700万円)、優勝67万5000ドル(約7155万円)、参加144人)

 連日の強風の中、第2ラウンド(R)がスタート。33位で出た野村敏京(27)=フリー=は5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの70で回り、通算2オーバーで予選通過を確実にした。メジャー初出場の河本結(21)=リコー=は51位から出て4ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの80と崩れ、通算13オーバーで予選通過は絶望的に。世界ランク5位の畑岡奈紗(21)=アビームコンサルティング=は、前半9ホールを終えて通算6オーバー。

 リオ五輪4位で、米ツアー3勝の野村がリンクスの舞台で底力を発揮した。最終18番で2メートルのバーディーを奪うなど、強風の中、70の好スコアをマーク。5バーディーの要因に「セカンドショットが良かった。大きなミスがなく、パットの調子も良かった」とうなずいた。

 近年は持病の腰痛に悩まされたが、「今は治療して80~90%に回復した」という。ただ、英国の寒さで「痛くはならないけど硬くなる」と朝は入念にストレッチを行うなど、慎重に調整を進める。さらに、リンクス対策で低いボールを打つ練習を繰り返し、「こんなコンディションもあると思ったので、楽に低い球が打てた」と満足げ。決勝Rに向け「優勝争いより自分が(予選)2日間でやっていたゴルフを続けることが大事」と表情を引き締めた。

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