日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は24日、9月に無観客で開催する今季国内メジャー初戦の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯(岡山・JFE瀬戸内海GC)のリモート記者発表会を行った。JLPGAの小林浩美会長、原田香里大会実行委員長とともにコースセッティング担当の岡本綾子氏が出席した。
岡本氏はリンクスでの戦いに向けて「女子にはタフなセッティング。4つあるパー3は難易度が高い」とし、「風は(風速)5メートルから7、8メートルは吹く。1~1・5クラブ分は上げ下げする必要がある」と見通しを語った。優勝スコアについては「10アンダーから15アンダー」と予想した。
昨季賞金女王で大会3勝目を狙う鈴木愛、ツアー2戦目のNEC軽井沢72で初優勝を飾った19歳の新人・笹生優花、AIG全英女子オープン6位の上田桃子らが出場を予定している。賞金総額は2億円、優勝賞金は3600万円。地上波の中継に加え、インターネットライブ配信を予定している。
例年はアジアの強豪選手を招待していたが、今年は新型コロナの影響により実施しない。前年優勝の畑岡奈紗、地元出身の渋野日向子は同週に行われる米ツアーのメジャー、ANAインスピレーションに出場するため今大会を欠場する。
畑岡はJLPGAを通じ「ディフェンディングチャンピオンとして出場したかったのですが、USLPGAツアーのメジャーとスケジュールが重複してしまったことや、新型コロナウイルスの影響もあり、苦渋の決断ではありますが、出場を断念しました」などとコメントした。