サッカー武蔵、荒野、宇賀神がゴルフの石川遼とコラボで花火大会を医療従事者らへライブ配信


過去のモエレ沼芸術花火大会(モエレ沼芸術花火2020実行委員会提供)

過去のモエレ沼芸術花火大会(モエレ沼芸術花火2020実行委員会提供)

 サッカー、ベルギー1部のベールスホットに移籍した日本代表FW鈴木武蔵(26)、J1札幌の荒野拓馬(27)が理事を務めるNPO法人「Hokkaido Dream」、J1浦和DF宇賀神友弥(32)が理事を務めるNPO法人「Effort & Dream」が2日、プロゴルファーの石川遼(28)=カシオ=が専務理事を務める一般社団法人「太陽とこどもプロジェクト」と競技の枠を超えた“異色のコラボ”で花火大会を医療従事者と児童養護施設にリアルライブ配信することになった。

 配信されるのは9月5日にモエレ沼公園(北海道札幌市東区モエレ沼公園1の1)で行われる「モエレ沼芸術花火 2020~医療従事者の皆様に感謝と敬意を込めて~」。コロナウイルス感染拡大の影響で各地の花火大会が中止となる中で開催され、日本国内では今年最大のものだ。「コロナ終息」への願いをこめて、細心のウイルス対策を行いながら観客数を少人数に限定して行われる。芸術花火とは、日本全国(北海道、千葉、神奈川、京都、大阪、福岡、宮崎)で開催している日本最高峰の音楽花火大会。日本の伝統芸である花火と音楽がコラボしたもので、チームは総理大臣賞受賞者などを含む花火師のオールスターで構成されている。

 当初は同ウイルス感染拡大で多忙を極める医療従事者や児童養護施設の子供たちを招待するプランもあったが、さまざまな理由で断念。代わりに4人をはじめとする全国のアスリートを通じて、医療従事者、児童養護施設の子供たちにリアルライブ配信することになった。

 このイベント開催が実現することとなり、鈴木武蔵は「イベントに足を運べない、多くの医療関係者の方々、児童養護施設の子供たちに、花火大会を見ていただく機会だと思います。少しでも楽しんでもらえたらと思います」。宇賀神も「クローズの配信ではありますが、少しでも多くの医療従事者の方々に見てもらい、日々目に見えない敵と戦っている皆さんの心の癒しになっていただければと思います」とコメントした。石川も「今回僕ら、太陽とこどもプロジェクトができることを思い、以前から交流のあった芸術花火の方々と少しでも皆さんに楽しいひと時を届けることができればと考え、企画させていただきました」と思いを込めた。

 当日はライブ配信の冒頭で荒野があいさつを行う予定になっている。4人を中心とするアスリートの関連する医療関係機関、児童養護施設に19時半頃からの花火打ち上げの模様が配信される予定だが、他施設でもモエレ沼芸術花火2020実行員会(office@moere.jp)に問い合わせすれば視聴が可能となる可能性がある。

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