◆米女子プロゴルフツアー メジャー第2戦 ANAインスピレーション 第2日 11日、米カリフォルニア州ミッションヒルズCC、賞金総額310万ドル(約3億2860万円)、優勝46万5000ドル(約4929万円)、無観客
昨年のAIG全英女子オープン覇者の渋野日向子(21)=サントリー=は強烈な日差しの午後、1番からスタート。4打差の19位で出て3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75とスコアを3つ落とし、首位と12打差の通算1オーバーでホールアウト。今年4戦目で、自身初の予選突破を果たした。
上は黒いウェア、下は赤いパンツ姿の渋野は、昨年の全米女子プロ覇者のハナ・グリーン(23)=豪州=と同組でのラウンド。強い日差しの下、サングラスをかけ、日傘をさし、氷のうも手にこまめに水分補給もして、熱中症対策をしっかりとして回った。
出だしの1番パー4は、ドライバーを振り切って左フェアウェーへ。アイアンで、ピン右7メートルに乗せた。クロスハンドグリップのパターでのバーディーパットは、左に惜しくも外れてパーで発進した。
最初にスコアが動いたのは2番パー5。豪快なドライバーショットでフェアウェー中央をとらえると、フェアウェーウッドでグリーン左手前のエッジまで運ぶ。10メートルほどの3打目をパターで1メートルまで寄せて、バーディーを先行させた。
4番パー4で初ボギーを喫した。ドライバーでのティーショットは右の深いラフ。アイアンでの第2打は低い球で転がし、グリーン左手前へ。ウェッジでの寄せは9メートルショート。パーパットは、惜しくもカップ右に外れてボギーとなった。
その後、7番パー4は4メートルを沈めて伸ばした。8番パー3はグリーンを外し、カラーからの3メートルのパーパットが右に外れてボギー。9番パー5は、アイアンでの第3打をピン左1・5メートルにつけて、バーディーを奪った。
10番では、定由早織キャディーとともにフルーツをモグモグして笑顔で栄養補給。ところが、後半は今大会のテーマに掲げていたアイアンショットが乱れた。
13番パー4でアイアンでの第2打を、グリーン左バンカーに入れてボギー。16番パー4では、アイアンでの第2打をグリーン右バンカーに入れるも、4メートルのパーパットをしぶとくねじ込んでナイスパーセーブ。代名詞の笑顔が見られた。
しかし、続く17番パー3は、アイアンでの第1打がグリーン左バンカーへ。1メートルに寄せるも、パーパットを左に外してボギー。最終18番パー5は、3打目をグリーン手前の池に入れて5オン2パットのダブルボギーを喫した。
世界ランク3位のネリー・コルダ(22)=米国=が首位で出て67をマークし、通算11アンダーの単独首位に立っている。