渋野日向子は52位で今年初の決勝R進出も「自分に対してすごく腹が立ちます」 ANAインスピレーション第2R終了」


 ◆米女子プロゴルフツアー メジャー第2戦 ANAインスピレーション 第2日 11日、米カリフォルニア州ミッションヒルズCC、賞金総額310万ドル(約3億2860万円)、優勝46万5000ドル(約4929万円)、無観客

 昨年のAIG全英女子オープン覇者の渋野日向子(21)=サントリー=は4打差の19位で出て3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75とスコアを落とし、首位と12打差の通算1オーバー。52位で自身今年4戦目で、初の予選突破を果たした。

 ホールアウト直後のテレビインタビューで「やっと今年が開幕できたので、予選通過できたのはすごいうれしいんですけど、後半のゴルフは最悪。ショットもパットも全てにおいて修正する必要がある。悔しいですね。残り2日間でそれを取り返せるように、もうちょっと成長した姿を見せられるように頑張りたい」と苦笑いで悔しさをにじませた。

 前半は、2番と9番のパー5でバーディーを奪うなど、1つ伸ばして折り返した。10番では、定由早織キャディーとともに、プチトマトを食べて栄養補給。ところが、後半は「力んでしまった」とアイアンショットが乱れた。

 11番パー5は、2メートルのバーディーパットを左に外してパー。13番パー4でアイアンでの第2打を、グリーン左バンカーに入れてボギー。16番パー4では、アイアンでの第2打をグリーン右バンカーに入れるも、4メートルのパーパットをしぶとくねじ込んでナイスパーセーブ。代名詞の笑顔が見られた。

 しかし、続く17番パー3は、アイアンでの第1打がグリーン左バンカーへ。1メートルに寄せるも、パーパットを左に外してボギー。最終18番パー5は、深いラフからの3打目がグリーン手前の池に入り、5オン2パットのダブルボギーを喫した。

 「前半をアンダー(パー)で回れたのは良かったんですけど、後半11番でバーディーパットを外してから、流れが悪くなって。ことごとくショットがバンカーに入ってしまって。本当にもったいなかったですね。すごく自分に対して腹が立ちますね。あと2日はアンダーパーで回れるように、こんなポンコツなゴルフをしないように頑張りたいと思います」

 日本の報道陣へのオンラインでの取材対応を終えると、足早に夕焼けの練習場へと向かい、修正に励んだ。決勝ラウンド2日間での反撃が待望される。

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