渋野日向子「ずっと煙」「初日から攻めのゴルフを」 山火事で3日間競技のポートランドC 


渋野日向子

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 米女子ゴルフのポートランド・クラシック(オレゴン州)は米西部で拡大している山火事による大気汚染の影響で、開幕日を1日遅らせ18日とし、72ホールから54ホールに短縮して20日までの3日間、行われる。渋野日向子(21)=サントリー=が大会前に意気込みを語った。

 渋野は「こっちに来てからずっと煙。煙の印象しかない」と苦笑しながら「大会を開催してくださることはありがたい」と感謝した。16、17日の2日間は9ホールずつの計1ラウンドを回った。それまでは「ゴルフ場には入れず、近くの室内練習場に1時間だけ行った。それ以外、家の中でぐーたらしていた」と明かした。

 コースの印象については「若干狭い。芝も先週(ANAインスピレーション)と違い、粘っこい。ラフは長くないけど、入ってしまうと難しい。グリーンも先週ほど速くないので、止まる印象はあるけど読みづらい。1ラウンドで習得できるか…」と話した。

 前週からは「気持ち的には切り替えてリフレッシュできた」と強調。米国での生活も「とくにつらいとも思わない。楽しく過ごしている。(今週は)試合がどうなるかという感じでしたけど、開催してもらえる」と前向きに語った。

 上位進出のポイントにはフェアウェーキープ率を挙げた上で、「グリーン(で球)が止まるので、ピンを狙いやすい。自分らしいゴルフができやすいと思う」と分析。「初日から攻めのゴルフができたら。今週も予選通過を目標に初日からスタートダッシュをかけて、最終日まで頑張りたい」と意気込んでいた。

 渋野は18日の第1ラウンドでジェイマリー・グリーン、クリスティーナ・キム(ともに米国)と同組で、午後1時54分(日本時間19日午前5時54分)にスタートする。

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