◆米女子プロゴルフツアー ショップライト・クラシック最終日(4日、米ニュージャージー州ストックトン・シービューGC=パー71、6190ヤード)
最終ラウンドが行われ、首位と3打差の4位から出た畑岡奈紗(21)=アビームコンサルティング=は6バーディー、4ボギーの69で回り、通算14アンダーで4位だった。「今日はショットのリズムが悪くていい感覚をつかめずに終わってしまった。結果的に2アンダーですけど、5オーバーぐらい打ったような感じです」と悔しがった。
メリッサ・リード(33)=英国=が67と伸ばし、19アンダーでツアー初優勝をつかんだ。34位で出た渋野日向子(21)=サントリー=は69で回り、6アンダー27位。46位スタートの河本結(22)=リコー=は69で4アンダー40位。40位で出た上原彩子(36)=モスバーガー=は73と伸ばせず、1アンダー54位だった。
畑岡は2番で3メートルのパーパットを外しボギーとするも、直後の3番パー5(454ヤード)ではフェアウェーから2オンに成功すると、そこから2パットでのバーディーで取り返した。その後、6番で約3メートル、7番では約4メートルを決めきり連続バーディーで伸ばすと、迎えた9番パー5(468ヤード)。フェアウェーから2オンし、約5メートルのイーグルパットこそわずかにショートさせるも、楽々バーディーとし首位と1打差の3位で折り返した。
しかし後半になって流れを手放した。10番パー4で第1打をフェアウェー右サイドのバンカーにつかまり、2打目もグリーン手前のラフへ。約1メートルのパーパットを決めきれずボギー。12番でも約3メートル、14番では約2メートルのパーパットを外しスコアを落とした。この日のフェアウェーキープ率は35・71%にとどまり「シビアなところに外してしまったり、ティーショットがフェアウェーに行かないと厳しい」と振り返った。
ただ、16番でピン手前約15メートルからのロングパットをねじ込んでバーディー。18番も2打目をグリーン手前まで運び、約1メートルのパットを沈めてバーディーで4日間の戦いを締めた。
次週はメジャー、全米女子プロ選手権(ペンシルベニア州)で自身初のメジャータイトルを目指す。「来週が終わってしまうと、また(期間が)あいてしまうので、しっかりいい成績を残せるように頑張りたいです」と意気込みを示した。