【諸見里しのぶの目】渋野日向子25打差も…スポンジのような吸収力


諸見里しのぶさん

諸見里しのぶさん

  ◆米女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米女子プロ選手権 最終日(11日、米ペンシルベニア州アロニミンクGC=6577ヤード、パー70)

 渋野選手は、今回の遠征で一回りも二回りも大きく成長した印象です。試合で経験を積むごとに、技術も着実に上がっている。スポンジのような吸収力はすごい。パー5で得意な距離を残すマネジメントや、飛距離も伸びて小技の技術も上がってきています。

 8番ではグリーン奥30ヤードくらいから、下り傾斜を上手に転がしてチップインバーディー。環境に応じた吸収力は才能だと思いますね。この6試合で米ツアーのレベルの高さを知り、本格参戦への思いをさらに強めたことは、ものすごく大きな収穫になると思います。

 優勝者に25打差をつけられて、打ちのめされてしまったかもしれません。でも、始まったばかり。私も経験がありますが米ツアーは慣れるまで、特に新人の時が一番大変です。言葉や生活で精神的にも体力的にも。初めてのコースで週初めは練習ラウンドをし、芝が違えばグリーン周りの練習。週末まで大会に出て、休みなく移動の繰り返し。そんな中、スポット参戦で米国での4戦全てで予選を通ったのは十分評価できます。

 渋野選手の高い弾道は(硬いグリーンで球を止めやすく)米ツアー向き。焦らないでほしい。まずはリフレッシュして、日本ツアーで大きくなった姿を見せてほしいです。(女子プロゴルファー)

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