◆米男子プロゴルフツアー CJカップ最終日(18日、米ネバダ州ラスベガス・シャドークリーク=7527ヤード、パー72)
7打差10位で出た米ツアー日本大歴代最多5勝の松山英樹(28)=LEXUS=は4バーディー、3ボギー、1トリプルボギーの74とスコアを落とし、通算6アンダーの21位で終えた。
世界ランク2位のジョン・ラーム(スペイン)、ツアー1勝のホアキン・ニーマン(チリ)と同組でティーオフした。
3番パー4で5・5メートルを沈めてバーディーが先行。5番パー3で第1打をグリーン手前のラフに外してボギーをたたくと、514ヤードの6番パー4でよもやの事態に陥った。第1打を左の深いラフへ。アイアンでの第2打も左方向へと飛び出した。ところが、行方不明に。無観客の中で選手、キャディー、関係者総出で懸命に捜索もまさかのロストボールとなり、打ち直しの1罰打も加えて、5オン2パットのトリプルボギーを喫した。
それでも、続く7番パー5で、1・2メートルのバーディーパットを決めてバウンスバック。8、9番と連続ボギーとしたが、後半は11番パー4で3・5メートル、18番パー5で80センチのバーディーパットを沈めて、2つ戻して74で終えた。
ホールアウト後、松山はテレビインタビューに「ショットもパットもスタートはそんなに悪くなかった。途中から上手くいかなくなった」と中盤でのもどかしさを口にした。
それでも最終18番は、ドライバーで池を越して豪快に337ヤードをかっ飛ばして、第2打はグリーン右奥のラフまで運んで楽々のバーディーフィニッシュ。「最後のティーショットもそうですけど、良くなってきている部分もあるので来週、切りかえてやりたい。また来週も頑張りたいなと思います」と、次週のZOZOチャンピオンシップ(22日開幕・米カリフォルニア州シャーウッドCC)に向けて、闘志を燃やした。
3差2位で出たジェイソン・コクラク(35)=米国=が8バーディー、ボギーなしの64をマーク。通算20アンダーと逆転でツアー初優勝を飾った。