ZOZOチャンピオンシップ 石川遼は「刺激的な舞台。ツアーメンバーとしてここでプレーしたい」と本格復帰への思いも語る


米男子プロゴルフツアー、ZOZOチャンピオンシップのオンライン会見に出席した石川遼

米男子プロゴルフツアー、ZOZOチャンピオンシップのオンライン会見に出席した石川遼

 ◆米男子プロゴルフツアー ZOZOチャンピオンシップ公式練習日(21日、米カリフォルニア州シャーウッドCC=7073ヤード、パー72)

 日本ツアー通算17勝の石川遼(29)=カシオ=が、オンラインでの大会公式会見に出席した。

 前週の国内メジャー、日本オープンで3位に入ってすぐに渡米。「体調はすごくいいです」と状態の良さを明かした。

 18ホール歩いて、確認して回ったコースについては「パー5が5つある。第2打が届くパー5が多いので。グリーン周りにワナがある。あえて(2オンを)狙わせて、狭いグリーンや(バンカーなどの)ハザードの絡む落とし所になる。伸ばしたいけど、僕は難しいコースだと思います」と印象を語った。予選落ちのない大会で「初日からガンガンいく選手もいると思う。僕はしっかりマネジメントをして(一日)2アンダー、3アンダーを4日間続けられればいいと思います」などとゲームプランを披露した。

 今年は7月からウェッジを4本態勢にし、100ヤードから140ヤードの距離の精度アップを1つの課題として取り組んできた。「このコースは100~140ヤードが残るホールが多いと思う。自分の強みにしていきたい部分なので、徹底的に強くしていきたい。どうやって(そこから)2回であがるのかがキーになるし、すごく楽しみです」とうなずいた。

 海外メジャーの全米プロ選手権、全米オープンなどに続き、今年5戦目の米ツアー参戦となる。「海外でプレーする刺激は非常にあります。PGAツアーに戻ってくること、自分が上達すれば戻ってこれると思って居ますし。スポットで出たりするのも刺激的な舞台。魅力もありますし、ツアーメンバーとして、やっぱりここでプレーしたいなと思いますし。今年は海外での試合が多くて、非常に良い経験ができていると思う」。2013年から5年間主戦場とした、世界最高峰の米ツアー復帰に向けた正直な胸の内も語った。

 昨年、初めて日本開催された米ツアー大会だが新型コロナウイルスの影響で、今年に限って米国開催となった。「今年は日本で開催できなくて残念ですが、こうやってZOZOさんのおかげで、アメリカでも開催して頂けるのは、僕ら選手にとってはものすごく大きなチャンスですし。日本からのファンの皆さんの声援も、たくさんの方が見て頂いていると思うので、全力で頑張りたいと思います」と日本のファンにもメッセージを送った。

最新のカテゴリー記事