渋野日向子に新キャディー「いろいろな人に 担いでもらう」男女ツアー9勝の古賀雄二氏


最終調整で笑顔を見せる渋野日向子

最終調整で笑顔を見せる渋野日向子

 女子プロゴルフツアーのTOTOジャパンクラシックが6日から3日間、茨城・太平洋C美野里C(6554ヤード、パー72)で無観客で開催される。日米ツアー通算5勝の渋野日向子(21)=サントリー=が5日、開幕前日のオンライン会見に出席。今季国内ツアーで2戦連続予選落ちと苦戦する中、3戦目は男女ツアー9勝のベテランキャディーの古賀雄二氏(38)を初起用し、進化への糧とする。

 渋野が新たな“相棒”と大会に臨む。日本ツアー通算16勝のテレサ・ルー(台湾)らを担いだ古賀氏をキャディーに初起用。前週の樋口久子・三菱電機レディスから2週続けてベテランに依頼した意図を「いろいろな人に担いでもらって、いろいろな意見を聞きながら回るのが大事」と説明。この日の練習ラウンドでは同氏と話しながら、過去大会からピン位置を想定し、ショット、アプローチを確認した。昨年注目された“もぐもぐタイム”は一度もなく「(菓子は)大量にバッグに入れたけど、やることが多い」と苦笑いした。

 前週はグリーンまわりに苦しんだ。2日には指導を受ける青木翔コーチ(37)と都内のゴルフアカデミーを訪れ、専用の機器でパッティングのストロークを計測。「(軌道が)アウトサイドインになっていた」と課題に気づき、平均パット数2位だった昨季のインからインへの打ち方に戻すべく、連日練習した。

 今季国内ツアー3戦目。過去2戦は予選落ちも「結果よりも今は内容を気にして地道にやっていくしかない」。予選落ちのない今大会は初日で世界ランク6位の畑岡奈紗、原英莉花(ともに21)の同じ1998年度生まれ「黄金世代」の2人と同組で回る。「(昨年のスタイルの)イケイケ、ドンドンではなく、考えていかないと今の私は前に進めない」と貪欲に進化を追い求める。(宮下 京香)

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