◆女子プロゴルフツアー TOTOジャパンクラシック第2日(7日、茨城・太平洋C美野里C=6554ヤード、パー72)
第2ラウンド(R)が行われ、首位と6打差の38位で出た渋野日向子(サントリー)は4バーディー、1ボギーの69をマーク。日本ツアーでは今季初の60台で回り、通算4アンダーでホールアウトした。今大会前に「結果より内容」と掲げた中で「めちゃくちゃ悔しい。このスコアに対して、今の調子だったら喜んだ方がいいのかなとは思うけど。結果的に見れば前に進めているとは思う。これで前に進めていないと言うならば、かなり欲深いし、自分に厳しいと思うので、1ミリ(前に)進めたと思えればいいのかな」と、内容的には悔しげな様子だが、前向きな言葉を口にした。
10番からスタートした渋野は、16番までパーを並べると、迎えた17番パー5(470ヤード)。フェアウェーから残り203ヤードの第2打を5ウッドでグリーン手前6メートルのカラーまで運び、3打目のイーグルパットこそ決められなかったが、この日初めてのバーディーを奪った。18番はフェアウェーから160ヤードの第2打を5アイアンで引っかけてグリーン左のバンカーにつかまった。7メートルのパーパットを決めきれずにボギー。前半をイーブンパーで折り返した。後半は3番パー3で第1打(179ヤード)をピン奥3メートルにつけて、バーディー。初日にグリーン手前のバンカーにつかまりダブルボギーをたたいた4番パー4では、152ヤードの第2打を5アイアンでピン左手前2メートルに寄せて連続で伸ばした。8番パー3では7メートルのバーディーパットをねじ込み、後半で3つスコアを伸ばした。
「(前半は)キャディーさんが『(パットが)入らないのは仕方がないから、次のチャンスが来るまで辛抱強く待とう』と言ってくれたので、それがすごいありがたかった。あの流れでボギー先行にならなかったのは、今年の自分のゴルフを考えると耐えたのかな。後半は危ないところがほぼなかった。(4番は)3打も(スコアを)縮めましたよ。そこはすごくうれしいです。リベンジできた。去年の自分らしい後半のプレーができたのかなと思うので、ちょっとは喜んでもいいのかなとは思います」と振り返った。
今大会は予選カットがなく、54ホールストロークプレーで争われる。国内ツアーでは今季初の3日目のラウンドに向けては「悪いところを反省して、整理して、明日生かせるようにしたいです」と気持ちを引き締めた。