本田真凜、6年連続の全日本出場 「泣き続けた」SPから切り替えフリー「ほっとした」


女子フリーで演技をする本田真凜(代表撮影)

女子フリーで演技をする本田真凜(代表撮影)

 ◇フィギュアスケート 東日本選手権 ◇第2日(7日、山梨・小瀬スポーツ公園アイスアリーナ)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)8位の本田真凜(19)=JAL=は93・70点、合計144・11点で10位に入り、目標としていた6年連続となる12月の全日本選手権(23~27日、長野ビッグハット)出場を決めた。

 前戦の東京都選手権では曲を間違えたフリーだったが、今大会は「ラ・ラ・ランド」をしっかりと演じた。

冒頭の3回転フリップは転倒するも、後半は立て直し、3連続ジャンプやダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を着氷するなどした。

 SPはふがいない演技で8位と出遅れ「すごく落ち込んだというか、スケートが難しいなと色々考えたりもして、泣き続けていた。(妹の)望結が全日本出場したいのは分かりますし、『一緒に出たい』と言ってくれているのも分かる。自分は引っ張っていかないといけない立場なのに、自分も一緒に(全日本出場の)ボーダーライン意識しているのが嫌でした」と、自分自身と戦っていた。

 無事に全日本出場を決め、今季で引退を決めている兄・太一と同時出場の目標も達成した。「ほっとした。お兄ちゃんに勝つくらいの気持ちで練習していくことが自分のモチベーションになる。小さいときからのライバルのお兄ちゃんに点数で勝ちたいです(笑い)」と笑みを浮かべた。

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