◆女子プロゴルフツアー TOTOジャパンクラシック第2日(7日、茨城・太平洋C美野里C=6554ヤード、パー72)
第2ラウンド(R)が行われ、首位と3打差の10位で出た25歳の木村彩子(富山常備薬グループ)が1イーグル、6バーディー、ボギーなしで、昨年9月のデサント東海クラシック初日に記録したツアーでの自己ベストスコアに並ぶ64をマークと猛チャージ。通算12アンダーで1打差の2位と念願のツアー初優勝に向けて好位置につけた。元世界ランク1位の実力者・申ジエ(韓国)が1打差の3位で出て65をマークし、通算13アンダーで単独首位に立った。
木村は7番パー4で流れを引き寄せるスーパーショットを放った。残り80ヤードの第2打。52度ウェッジを握り、バックスピンで戻すと、直接カップに吸い込まれた。「前半はショットがつかなくて、バーディーチャンスが少なかったけど、7番のイーグルで気持ちが楽になりました」と満足げにうなずく。後半は勢いに乗って5つのバーディーを奪って伸ばした。
同い年では永峰咲希(ニトリ)、柏原明日架(富士通)がともにツアーで2勝を挙げている。木村は「同世代的には(ツアー初)優勝がまだ2人(永峰、柏原の)しかいないので、早く3人目になりたい。今できるゴルフを精いっぱい出し切って、優勝を目指して頑張ります」とツアー初優勝へ、決意をにじませた。