国内男子プロゴルフツアー、三井住友VISA太平洋マスターズ(12日開幕、静岡・太平洋C御殿場C)の会場内でジャパンゴルフツアー選手会が9日、ジュニアゴルファーを対象としたドリームレッスンを実施した。
14年賞金王・小田孔明(42)=プレナス=、16年賞金王・池田勇太(34)=フリー=、ツアー1勝の重永亜斗夢(32)=ホームテック=、正岡竜二(37)=グランデュール=が、男女10人のジュニアゴルファーに、大会でも使用する14番から18番の5ホールを使ってラウンドレッスンを施した。
ツアー通算21勝の池田は、双子の岩井姉妹とラウンドした。10月の日本女子オープンで14位となり、ローアマを獲得した姉の明愛(埼玉栄高3年)は「池田プロと回れて本当にうれしかったです。アプローチとパットのアドバイスを頂いて、今後の試合でも活かせるように練習していきたいと思います。特にパットの構えの部分のアドバイスをやってみたら、全然転がりも違っていてビックリしました」と男子プロの技術の高さに目を丸くした。
妹の千怜(埼玉栄高3年)も「とても楽しくていい勉強になりました。(池田と同組で)最初は緊張していましたが、話してみたらすっごく優しい人で、ファンになっちゃいました」と感謝していた。
一方、先生役を務めた池田選手会副会長は「短い時間でしたが、トッププロの選手達から色々勉強することができたんじゃないかと思います。また練習で自分のものにして、今後の試合で発揮してくれればと思います」と今後に期待を込めた。
岩井姉妹については「双子で姉妹でというのが面白い。ずっと一緒にゴルフをやってきても、スイングの癖だったり、攻め方の癖がそれぞれだなと感じました。2人ともポテンシャルも非常に高いと思いましたので、応用というか引き出し的なものをもうちょっと増やしてあげたいなというのを思いながら、ひとりひとりに合うようなレッスン、というのを心がけて接させてもらいました」と語っていた。