◆女子プロゴルフツアー 大王製紙エリエールレディス第1日(19日、愛媛・エリエールGC松山=6545ヤード、パー71)
ツアー2勝の笹生優花(19)=ICTSI=が絶好調のパットで6バーディー、ボギーなしの6アンダー、65で回って、古江彩佳(20)、西村優菜(20)=ともにフリー=とともに首位発進を決めた。今大会で優勝すれば1988年のツアー制施行後、史上最速となる生涯獲得賞金1億円突破となる。
注目ルーキーの笹生が、今季の勢いを象徴するようにトップに立った。10番から出て、いきなり4連続バーディーを奪い、首位に立つと、6バーディー、ボギーなしの6アンダーの65。初優勝した8月のNEC軽井沢72以来の首位発進を決めた。計23パットとグリーン上が絶好調で「良かったと思います。パターが良かった」と頬を緩めた。
日本人の父とフィリピン人の母を持ち、平均飛距離260ヤードの“女タイガー・ウッズ”。今年8月にツアー2連勝。前週までトップ10が6度で約8275万円を獲得し、賞金ランクは堂々の首位だ。
今大会で勝てば、ツアー通算13戦目での生涯獲得賞金1億円超えとなり、申ジエ(韓国)の15戦目を更新して1988年のツアー制施行後、最速記録となる。「今、やらないといけないことは予選を通過し、楽しんでゴルフをやること」と笹生。爆発的な飛距離を武器に、日本人初のデビュー年の1億円突破を果たす。(榎本 友一)