渋野日向子は69も10打差14位で連覇に赤信号「ショットがかなり大荒れで…」


4番、ティーショットを放つ渋野日向子 (カメラ・豊田 秀一)

4番、ティーショットを放つ渋野日向子 (カメラ・豊田 秀一)

 ◆女子プロゴルフツアー 大王製紙エリエールレディス第3日(21日、愛媛・エリエールGC松山=6545ヤード、パー71)

 秋晴れで冷たい風の吹く中、昨年大会覇者の渋野日向子(22)=サントリー=は20位で出て3バーディー、1ボギーの69で回り、通算3アンダーの14位に順位を上げた。

 午前7時50分に1番から三ケ島かな、吉本ここねと同組でスタート。寒さの残る中、第1組で出ると、410ヤードの2番パー4でバーディーを先行させた。残り135ヤードから、8アイアンでの第2打をピン下1メートルへつけて伸ばした。

 しかし、続く200ヤードの3番パー3でスコアを落とした。5ユーティリティーでの第1打をダフって、グリーン手前の池に落とし、ボギーとした。後半に入り、11番パー5は1・5メートル、12番は3メートルを沈めて連続バーディーを奪った。

 前日、一度は池に入った第2打が跳ねて救われた17番パー5は、ドライバーでの第1打を右の池にキャリーで入れるも、4メートルのパットを入れてパーセーブした。好天の“ムービング・サタデー”にトップスタートで3つスコアを伸ばしたが、2週連続優勝を狙う好調の古江彩佳が64をマークして首位とは10打差に開き、大会V2は厳しくなった。

 ホールアウト後、渋野は「疲れました。結構、今日はショットがかなり大荒れで。池に2回も入れちゃって。パットが助けてくれました。アンダーで回れたことに自分でもビックリです」と率直に振り返った。

 17番のパーについては「イーグルを取った並みにうれしかったです。ワンチャン、パーを取ろうという感じで」と笑顔で話した。「今日は本当に粘りに粘って、伸ばせたのでもうちょっとショットに修正を入れて、バーディーが多く取れるように」と最終日を見据えていた。

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