◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス最終日(22日、宮崎・フェニックスCC=7042ヤード、パー71)
“大物ルーキー”金谷拓実(22)=東北福祉大4年=がプロ初優勝を飾った。1打差3位で出て3バーディー、1ボギーの69で回り、通算13アンダーで並んだ石坂友宏(21)=日本ウェルネススポーツ大3年=とのプレーオフ(PO)を4ホール(H)目で制した。昨年の三井住友VISA太平洋マスターズで史上4人目のアマチュア優勝を飾って以来の通算2勝目。プロ転向3戦目の初Vは、日本人では13年松山英樹の2戦目に次ぐ2番目のスピード記録となった。
◆拓実に聞く
―今の気持ちを。
「小さい頃からよくテレビで見ていた大会で、歴代の優勝者(尾崎将司、ウッズ、ケプカら)の名前を見てもすごい選手ばかり。その中に自分の名前を刻めてうれしい」
―この喜びを誰に?
「両親に一番伝えたい。自分のことを一番応援してくれている」
―アマの時の優勝との違いは。
「やっぱり2勝目をすぐにしたいと思っていた。1勝しただけでは本当の力だと思われないので」
―石坂とのPO。
「切磋琢磨(せっさたくま)してお互い良いプレーができた」