石川遼、連覇ならず涙 69と猛追ならず6位「本当に悔しい」


8番ティーショットをピンに寄せた石川遼

8番ティーショットをピンに寄せた石川遼

 ◆男子プロゴルフツアー 最終戦メジャー 日本シリーズJTカップ 最終日(6日、東京・東京よみうりCC=7023ヤード、パー70=報知新聞社主催)

 4打差6位から出た石川遼(29)=カシオ=は1イーグル、1バーディー、2ボギーの69で通算4アンダー。67で回り8アンダーで優勝したチャン・キム(米国)に4打及ばず、史上6人目の大会連覇はならなかった。

 石川は序盤からチャンスにつけたが、バーディーパットを決められない。左ドッグレッグの7番は第1打でドライバーを握り、林超えでグリーン手前の花道まで運び、勝負に出た。2打目をピン左1・5メートルにつけたが、ボールはカップ右を抜け悔しそうな表情を浮かべた。9番で3パットを喫し、初ボギー。15番はカラーからねじ込み、初バーディーを奪った。17番パー5では4アイアンの第2打をピン手前1メートルにつけ、イーグル。難関18番パー3はボギーとなった。

 試合後は「非常に苦しい展開で、バーディーが全然取れなかった。欲しい日に限ってこないので、泣きたくなった。優勝目指して頑張っていたので、届かなかったのは悔しい。今日も前半から中盤次第ではまだまだ分からなかった。優勝が厳しいなと思ってからも、気持ちを切らさずにプレーできたので、収穫はあった」と振り返った。

 取材を受けている最中にプレーを振り返っていると、「いやあ、悔しいですね。本当に悔しいです。(7番で攻めて行ったのは)やっぱ勝ちたかったですし。今週もボールに当たらなくて苦しいゴルフが続いていたけど、我慢はできた。今までの自分だったら無理だった。成長は感じているけど、すごい悔しい」と、目に涙を浮かべながら悔しさをにじませた。

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