◆女子プロゴルフ新人戦 ▽加賀電子カップ第1日(10日・千葉グレートアイランドC)
第1ラウンドが行われ、21世紀生まれ世代の山下美夢有(19)が3バーディー、出場14人の中で唯一のボギーなしのラウンド。69で回り、3アンダーで単独首位発進を切った。
70で回った同学年の西郷真央(19)が2アンダーで1打差2位。山下はホールアウト後、オンライン会見に応じ「ショットがすごく良かったので気持ち良く振れていたし、パターも入ってくれた。今日はピンチがあまりなかったので、本当にいいプレーができました」とうなずいた。
開幕前日会見で「今年最後の試合なので楽しくプレーしたい」と語っていた山下は、寒さ対策で2枚のカイロを身につけてスタート。前半は雨がぱらついていたが、5番パー5でこの日、初バーディーを奪うと、6番パー4では残り108ヤードからピッチングウェッジでピンそば50センチにつけて連続で伸ばした。雨がやんだ後半は、16番パー4でフェアウェーから残り144ヤードを7アイアンでピン左奥2メートルにつけて単独首位に立った。「寒さは結構苦手ですね。前半は雨もあって耐えるゴルフだったけど、実際にプレーしたら寒さを感じずにできました」と“全集中”で乗り切った。
昨年11月のプロテストに合格した21人のうち2001年度生まれ「21世紀生まれ世代」は山下、1打差2位の西郷真央、今季ツアー2勝の笹生優花(ともに19)の3人だけ。目標は、今季ツアー3勝と活躍した1学年上の「古江彩佳さん」と語る期待のルーキーは「明日は今日みたいなプレーをして、もう少しティーショットでフェアウェーキープしたい。寒さに負けない気持ちでいきます! 」と大会制覇へ気合を入れていた。