◆米女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 全米女子オープン 第1日(10日、米テキサス州チャンピオンズGC)
新型コロナウイルスの影響で6月から延期され、史上最も遅い時期のメジャーとなった大会が開幕した。サイプレスクリークコース(6731ヤード、パー71)とジャックラビットコース(6558ヤード、パー71)の2コースで予選ラウンドが行われている。
昨年のメジャー、AIG全英女子オープン覇者の渋野日向子(22)=サントリー=はサイプレスクリークコースを回り、4バーディー、1ボギーの68、3アンダーで首位と1打差の2位と好発進した。バッサリと髪を切り、大舞台に臨んだ渋野は10番から出ると、13番パー5で4メートルを沈めバーディーを先行させた。続く14番でボギーとしたが、後半の1番で4メートルのバーディー。5番パー5は3打目を2・5メートルにつけ、6番はエッジから10メートルを沈め、連続バーディーを奪った。4アンダー、67で回ったエイミー・オルソン(米国)が首位に立った。
渋野はインタビューで「自分でも出来すぎなくらい、本当に安定したゴルフができた。ティーショットも、スタートホール(10番)でバンカーに入れたけど、その後はとくにラフに入ることもなく、危なげないショットが打てた。セカンドショットも何か所かグリーンを外したけど、1回アプローチをしたくらいで、あとは外れてもパターで打ったり。本当にアイアンショットに関しては安定していた。100点以上ですね。今年最後の試合で、大舞台でもある。自分らしくリラックスしてできたらいいなと思っていて、それができた。明日は悪天候なので、明日の分も稼いだくらいに思っている。明日は耐えに耐えまくるしかない」と笑顔で話した。