全米女子オープン最終日は9年ぶりの月曜日決戦に 「雷雲接近」で単独首位の渋野日向子はスタート前に順延」


 ◆米女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 全米女子オープン 最終日(13日、米テキサス州チャンピオンズGCサイプレスクリークコース=6731ヤード、パー71)

 最終ラウンドが予定通り始まったが、現地時間午前9時10分(日本時間14日午前零時10分)にホーンが鳴り、「雷雲接近のため」に中断に入った。約3時間30分の中断後、主催の全米ゴルフ協会は「コース状態と午後も悪天候が予想されること」を理由に、14日への順延を発表した。全米女子オープンの月曜日決戦は、宮里藍と宮里美香が優勝争いを演じた2011年大会以来9年ぶり。

 通算4アンダーで1打差単独首位の昨年のメジャー、AIG全英女子オープン覇者の渋野日向子(22)=サントリー=は午前9時35分に最終組でティーオフ予定だったが、練習グリーンでパット練習中にホーンが鳴り、苦笑いでクラブハウスへと引き上げた。2位で米ツアー未勝利のエイミー・オルソン(米国)に1打差をつけ、日本人初となるメジャー2勝目に王手をかけていたが、思わぬ“水入り”となった。

 上位では18年大会覇者のアリヤ・ジュタヌガーン(25)=タイ=が1番を終えて1つ伸ばし、4打差5位へ浮上している。日本勢では初メジャーの高橋彩華(22)=東芝=が5番まで終えて1つ伸ばし、通算3オーバーの19位に浮上している。

 新型コロナウイルスの影響で6月から延期され、史上最も遅い時期のメジャーとなり、無観客で開催されている。

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