女子ゴルフの西村優菜(20)が3月1日よりスターツコーポレーション株式会社(東京・中央区)と所属契約を締結したことが13日に同社より発表され、オンラインで記者会見を行った。西村はルーキーイヤーの20年、樋口久子・三菱電機レディスでツアー初優勝を飾るなど、賞金ランキング7位と活躍している。
スターツは1969年3月創業、グループ会社は国内外に82社。総合生活文化企業として、建設・不動産仲介・管理、金融、出版、ホテル、高齢者支援・保育などの事業を展開する。
西村の主なコメントは以下の通り。
―昨年を振り返って。
「シーズンの前半は自分のゴルフができず、なかなか成績が出なくて悔しい時期もあった。そこから徐々に自分のゴルフを修正できて、優勝もできたので、修正力は成長した部分だと思う。課題はショートゲームのスキル。一緒に戦っている選手を見ても、まだまだだと思うので、そこをしっかりオフに強化していきたい」
―昨年12月に海外メジャー、全米女子オープンを経験して。
「すばらしい経験をしましたし、大会の規模もすごかった。自分もそこで戦える選手になりたいと改めて強く思えた試合だった。技術的な部分でも、飛距離もショートゲームも、世界のレベルは高いと思ったので、大きなモチベーションになった」
―今年の目標、抱負は。
「2021年に複数回優勝すること。賞金ランキングで今シーズン終わった時点でトップ5に入っていることを目標に頑張っていきたい。その中でショートゲームをレベルアップして、しっかり戦える選手になりたい」
―3月の21年開幕戦に向けての過ごし方は。
「1月は体力的な部分をメインにトレーニングしたい。2月からは、コロナの状況をみてどうなるかですが、沖縄で合宿を予定している。そこでスキルアップを目指して3月に向けてしっかり調整したい。昨年一年間戦って、今までの自分より課題を明確に発見できるようになっている。練習のプランをしっかり立てられるようになった」
―ゴルフを通して、プロとしてどんなことを発信したいか?
「私が一番思っているのは、自分は体が小さいけど、ゴルフにはそこは関係ないというのを、今後出てくる選手にも伝えていきたい。そこがゴルフの良さでもある。ゴルフの楽しさを届けられる選手になっていきたい」