日本ゴルフツアー機構(JGTO)は21日、日本男子ツアーとアジアンツアーとの共同主管大会で、昨年末の発表で新型コロナウイルスの影響で「開催調整中」としていたSMBCシンガポールオープン(シンガポール・セントーサGC)の開催中止を発表した。
JGTOは「大会開催に向け、大会プロモーターの『SPORTS FIVE社』を中心に、シンガポール政府への働きかけをはじめ、関係各所との交渉、調整をして参りましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の猛威は依然として世界的に収まることなく、前代未聞の事態となっており、大変残念ではありますが、2021年大会に関しては開催中止という苦渋の決断をせざるを得ませんでした」と説明した。
同大会は例年、日本ツアーのシーズン初戦として1月中旬に行われてきた。昨年大会はツアー未勝利の木下稜介(ハートランド)が日本人最高位の6位に入るなど活躍を見せた。JGTOは「2022年の開催に向けて、鋭意準備を進めて参ります」とした。