ミズノは、3月12日、世界戦略モデルの「ST」シリーズに、βチタンとカーボンコンポジット構造の融合により、つかまりの良さと直進性を追求したドライバー「ST―X」と「ST―Z」を新発売した。今回、ドライバーの方向性に悩む50歳代記者が「ミズノ ゴルフ 淀屋橋」(大阪・中央区)でフィッティング。最適なSTを導き出してもらった。
「ドローの球で飛ばしたい」。しかしながらアマチュアの大半はスライサー。スライスを嫌がる50歳代の記者は、つかまりの良いヘッドで先調子の軽量シャフトのドライバーを使っているが引っかけでOB、スライスでOBとなかなか球筋が安定しない。今回、ミズノからつかまりの良いドライバー「ST―X」が発売されたと聞いて、大阪市中央区にある「ミズノ ゴルフ 淀屋橋」を訪ねることにした。
さわやかな笑顔で迎えてくれたのは同店のフィッター・緒方孔紀さん(27)。「まずはスイングの傾向をみてみましょう」。3球打つだけでヘッドスピードはもちろん、スイングテンポやしなりスピードなどがわかるフィッティングの秘密兵器「シャフトオプティマイザー」で測定を開始する。結果は、ヘッドがソールのトゥ部分に大きなカーボンパーツを配置したことでボールのつかまりを最優先した「ST―X」、シャフトが手元中調子の「ディアマナZF60 SR」の組み合わせが最適と出た。
「ST―X」のヘッドとシャフトのマッチングも良く振り心地はいい感じ。普段は200ヤードショットの記者からすれば、215ヤード以上飛んでいるが「スピン量が3000を越える時がありますね。つかまった時は飛んでいますが、逆に左が怖いという思いから右に出るときも多い」と、モニターを見て緒方さんが的確に分析する。
「直進性を高めたST―Zも試してみましょう」。ソールのトゥとヒール部分にカーボンパーツを配置した「ST―Z」に同じシャフトを装着して打つ。スピン量は2300~2500と理想的な数字。飛距離も230ヤード以上を記録するなど意外な数値に驚く。「球のバラツキも収まっています。このヘッドはストレートフェースですが、無意識につかまえる動きが入っているので、安定したフェード球が出ています」。モニターを見るとセンターやや右にきれいな円が描かれている。バラツキ、飛距離とも申し分なし。これならOBで撃沈することもなさそうだ。
「シャフトは60グラムで大丈夫。自然とタメを作ることができるので重めがいいと思います」。いま使っているスペックとは真逆のシャフトに一抹の不安が残るので、いままでと同じ先調子の軽いシャフトを振ってみる。すると、何回振ってもフィニッシュでバランスを崩す。「フィニッシュでバランスを崩さないシャフトが一番振り切れている証拠です」と、緒方さんの見立ては納得力十分だ。
データーとフィッターの目の両方で最適スペックを導き出す恐るべしミズノのフッティング。これならOBとはおさらばできそうだ。(三木 勝彦)
◇ミズノ ゴルフ 淀屋橋
【住所】大阪府大阪市中央区北浜4の4の9(シュナイダーエレクトリック大阪ビルディング1F)
【営業時間】平日は午前11時~午後7時、土日祝は午前10時~午後6時(不定休)
【問い合わせ】☎06・6223・7361
今回、抜群のつかまりで飛ばす「ST―X」(標準シャフト、SR)を読者1人にプレゼントする。希望者は、はがきに〒住所、氏名、年齢、電話番号、Golfパラダイスへの感想を明記して、〒531―8558報知新聞大阪本社「ミズノST―XドライバープレゼントG」係へ。締め切りは23日必着。当選者は商品の発送をもって代えます。
ミズノ STシリーズ ドライバー スペック | ||||||
モデル | 体積(cc) | ロフト角(度) | 長さ(インチ) | シャフト | 硬さ | 価格(税別) |
ST-X | 460 | 10.5 | 45.75 | 20 MFUSION D | S、SR、R | 65000円 |
ST-Z | 460 | 9.5 | 45.5 | TOUR AD GM-200 D | S | 65000円 |
【問い合わせ】ミズノお客様相談センター フリー0120・320・799 |