上田桃子、大会初の2連覇へ「去年は大会がなかった分、1年分の思いを込めて」


入念にパター練習する上田桃子

入念にパター練習する上田桃子

◆女子プロゴルフツアー Tポイント×ENEOS 指定練習日(18日、鹿児島・鹿児島高牧CC=6424ヤード、パー72)

 2019年大会覇者の上田桃子(34)=フリー=が大会前日会見に出席。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止になっていただけに「去年は大会がなかった分、1年分の思いもさらに込めて、好きなコースなのでより一層頑張りたいなと思います」と決意を語った。

 日米ツアー通算15勝を誇るベテランだが、若手から貪欲に学ぶ。「若い選手の決断をして迷わずに打つところは勉強になる」。昨年の最終戦となった海外メジャー、全米女子オープンで予選落ちした後、4位に入った渋野日向子(22)の決勝ラウンドを見て回った。「(自身は)リスクマネジメントを第一優先に考えていたけど、日向子ちゃんのゴルフを見ていたら、すごく攻めていた。あんぱいという感じが一切なかった。自分もそういうゴルフができるように、アグレッシブにいきたい」と刺激を受けた。

 今年初戦、ダイキンオーキッドレディスでは4位に入り「プロに入って一番、大人という感じではないけど、冷静にできた」と手応えを得た。第2戦、明治安田生命レディースでは23位で「いい状態」と好調を保っている。この日は9ホールの練習ラウンドで調整。17年大会以来、4年ぶりに開催されるコースを入念に確かめた。「焦らずに3日間プレーしたい」。攻撃的かつ冷静な“大人なゴルフ”で大会史上初の連覇を狙う。

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