日本男子プロゴルフツアーの21年初戦、東建ホームメイトカップは15日から4日間、三重・東建多度CC名古屋C(7081ヤード、パー71)で無観客で行われる。2017年の賞金王・宮里優作(40)=フリー=は公式練習日の14日、2月の交通事故で重傷を負った米ツアー歴代最多タイ82勝のタイガー・ウッズ(45)=米国=の回復を祈願して、今大会は契約するブリヂストン社製のボールを使用することを明かした。
ブリヂストン側が契約する戦線離脱中のウッズに向けて、日本からも早期回復へのエールを発信する異例の試みとして、今大会に出場する契約選手に呼びかけたもの。その結果、約20選手が「TIGER」の名前入りのボールでプレーするという。
そのうちの1人の2017年賞金王・宮里優作(40)=フリー=が、熱い思いを口にした。「タイガーは僕らのアイドルです。僕らはタイガーのプレーを見て育ってきましたから。いつ見ても格好良い。(18年の)マスターズで(松山)英樹が、タイガーから『HIDEKI』と声を掛けられていて、すっごいうらやましかったんですよ(笑い)。ゆっくりとリハビリをして、また出てきて欲しいですね」とゴルフ界のスーパースターの回復を願っていた。