メジャー2勝の鈴木愛が8アンダーで暫定2位「ほとんどノーミスでいけた」


鈴木愛

鈴木愛

◆日本女子プロゴルフツアー 21年メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第2日(7日、茨城・茨城GC東C=6630ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 3アンダーの5位から出た鈴木愛(26)=セールスフォース=が、6バーディー、1ボギーの67で回り、通算8アンダーの暫定2位でホールアウトした。「昨日は2、3ホール、ティーショットのミスがあったが、きょうはほとんどノーミスでいけたのでよかった。セカンドショットもピンの位置で押し引きできたのでよかった」と納得の表情で振り返った。

 パー4の3、4番で連続バーディーを取ると、パー3の6番ではピンまで2メートルに付けてバーディー。15番で7メートルのバーディーパットを沈めるなど、後半はボギーなしの3バーディーでスコアを伸ばした。同組の上田桃子(34)=ZOZO=が1イーグル、7バーディー、2ボギーで東Cの大会レコードに並ぶ65をマーク。鈴木と同じく通算8アンダーの暫定2位とした。上田に負けじと、好ショットを連発し「今年は一緒に回る人がイーグルやホールインワンをするから、いいなという目で見ていた。(きょうは)置いていかれないように、ついて行けたのでよかった」と安どした様子だった。

 19年に7勝を挙げて自身2度目の賞金女王に輝いたものの、20年と統合された今季はいまだ勝利がない。「昨年と今年は色々な経験をした。うまくいかないこともあった」と2度の予選落ちで、もどかしさを味わった。そんな中、4月中旬には長かった髪を切ってショートヘアに変更。「映像を見てロングが似合わないと思って切った。悪い流れも断ち切る意味でもよかったのかな」と、いい流れを引き寄せ、笑顔を見せた。

 国内メジャーはすでに2勝を手にしているが「(メジャーで)気合が入るのはいいが、ほとんどうまくいったことがない。昨年の選手権(日本女子オープン)も空回りしていた」と鈴木。首位と14打差の14位に終わり、平常心でのプレーを心がけた。「普段の試合通りに戦った結果、すごくよかった。最終日にいい位置で回れるように、あしたもう一日頑張りたい」。最終日の9日は、27歳の誕生日。5年ぶりのメジャー制覇へ、26歳最後の日も全力でプレーする。

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