石川遼、ドライバーを封印して8バーディー量産 45位から11位浮上「優勝目指して頑張ります」


石川遼

石川遼

◆男子プロゴルフツアージャパンプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品第2日(7日、栃木・西那須野CC=7036ヤード、パー72)

 45位からスタートした石川遼(29)=カシオ=は、3連続を含む8バーディー、2ボギーの66で回り、通算7アンダーで、首位と5打差の11位に浮上した。通算12アンダーの宮本勝昌(48)=ハートンホテル=が首位。1打差2位に高山忠洋(43)=スターツ=、2打差の3位に浅地洋佑(27)=フリー=、韓国のH・W・リュー(39)=フリー=らが続く。

 初日、石川は6番パー5で2度も池ポチャのダブルボギーが響き、45位にとどまったが「内容はそれほど悪くない」と自己評価。その言葉通り、第2日に巻き返した。1、3番でバーディーを奪うと、前日にダブルボギーをたたいた“鬼門ホール”の6番でもバーディー。11~13番では3連続バーディーを奪った。14、16番でボギーをたたいたが、最終18番パーで流れを再び引き戻した。残り206ヤードの第2打を5アイアンでピン手前50センチにピタリ。バーディーフィニッシュを決めた。「いいスイングで、いいショットでした」と納得の表情で話した。

 初日は71。この日は5打も縮めて66。好スコアの要因のひとつはクラブ選択だった。「このコースはティーショットを曲げるとトラブルが大きくなる。きょうはドライバーを振っていませんね」。ティーショットでは距離よりも確実性を重視して3ウッドを多用。ドライバーを封印していたことを明かした。

 予選通過ラインから首位と5打差の11位まで挽回した。「優勝目指して頑張ります」。石川は2019年12月の日本シリーズJTカップ以来、1年5か月ぶりのツアー18勝目に意欲を示した。

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