全米プロ選手権第3日 メジャー連勝を狙う松山英樹は76で8打差23位に後退


◆米男子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米プロ選手権 第3日(22日、米サウスカロライナ州キアワアイランドリゾート=7876ヤード、パー72)

 快晴の下、大西洋からの潮風の中で第3ラウンドが行われた。4月のマスターズ王者でメジャー2連勝を目指す松山英樹(29)=LEXUS=は2打差4位で出て3バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの76とスコアを落とした。首位と8打差の通算1オーバーの23位で最終日を迎える。

 青いウエアに白いパンツ姿で、クリスチャン・べゾイデンハウト(南アフリカ)と2人同組でのラウンド。3番パー4で第2打をグリーン左手前に外し、今大会初めてボギーが先行した。しかし、続く難関の4番パー4で、アイアンでの第2打を2メートルにつけてバウンスバックに成功。5番パー3もピン右上4メートルにつけて伸ばして、首位と3打差の2位へと浮上した。8番パー3はアイアンでの第1打を1メートルにつけるスーパーショットを披露し、伸ばした。4打差の2位タイで折り返した。

 ところが、後半に入ると急失速した。11番パー5で、フェアウエーからの3打目をグリーン右のラフへ外してボギー。12番パー4は3パットで今大会初の連続ボギー。13番パー4は左ラフからの2打目をグリーン左のフェスキューに入れてしまい、4オン2パットのダブルボギー。14番パー3は、アイアンでの第1打を砲台グリーンの奥へこぼしてしまってボギー。18番は3パットのボギーを喫した。

 ラウンド中に首や背中などを気にするしぐさを見せており、ホールアウト後は練習せず、すぐにコースを後にした。

 首位で出て70で回った最強レフティー、フィル・ミケルソン(50)=米国=が通算7アンダーの単独首位で、2013年全英オープン以来のメジャー6勝目&メジャー最年長優勝に王手をかけた。

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