プロ初戦で優勝争いをしていた大西魁斗が棄権 JGTO広報「隔離期間に関する見解に相違があった」


大西魁斗

大西魁斗

◆男子プロゴルフツアー ゴルフパートナー・プロアマ 最終日(23日、茨城・取手国際GC東C=6804ヤード、パー70)

 第3ラウンド(R)を終えて4位につけていた大西魁斗(フリー)が最終Rスタート前に「一身上の都合のため」棄権した。

 この日、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の広報担当者は会場で対応し「(本人とJGTOの間で)2週間の隔離期間に関する見解に相違がありました。それに伴い、JGTOの(新型コロナウイルス感染症対策特別トーナメント)規定にのっとっていないことが判明したので、当人から棄権の申し出があり、いったん預かっています」と説明した。

 大西は新型コロナウイルス感染拡大以降の昨年3月、南カリフォルニア大の授業がオンラインに移行したことで、日本に帰国。その後は日本と米国を行き来していた。

 今月7日にプロ転向し今大会でプロ初戦を迎えた。プロ初戦での優勝は、1999年のJGTOの発足後、2013年の松山英樹の2戦目を抜く日本人最短記録。22日の第3Rに62をマークし、通算15アンダーで4打差の4位につけていただけに、最終日をプレーすることなく快挙を逃す形となってしまった。

 ◆大西 魁斗(おおにし・かいと)1998年10月13日、千葉県生まれ。22歳。祖父の影響で5歳の時にゴルフを始め、9歳で語学力と練習環境を求めて渡米。13歳からはIMGアカデミーで腕を磨く。その後、南カリフォルニア大に進学し、昨年5月に卒業。18年の長嶋茂雄招待セガサミーカップにアマチュアでツアー初出場を果たし18位。翌年は予選落ち。177センチ、70キロ。家族は両親と姉。

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