◆女子プロゴルフツアー 宮里藍サントリーレディス 第1日(10日、兵庫・六甲国際GC=6517ヤード、パー72)
今年1勝の19歳、山下美夢有が7バーディー、1ボギーの6アンダー、66で回り、首位と2打差の暫定2位でホールアウトした。ツアー通算5勝の比嘉真美子が64をマークし、単独首位でホールアウトしている。
山下は「出だし(10番)からボギーだったが、11番でバーディーを取れたので、切り替えてできた。ショットも安定してパットも入ってくれた。(明日以降)ピン位置が難しいところもあると思うので、ボギーを打たないゴルフができたらいい」と語った。
全米女子オープンで優勝した笹生優花と同じ2001年度生まれで、メジャー制覇後はLINEで「おめでとう」「ありがとう」と連絡し合った。自身は4月のKKT杯バンテリンレディスで初優勝。切磋琢磨(せっさたくま)する仲間に対し「私も負けないくらい強くなりたい」と決意を新たにしていた。この日も“有言実行”の好スコアに「自分のプレーができた」と、大きくうなずいた。
次の目標は「2勝目、3勝目」と話す。初優勝後は2位、3位と続き、トップ10が4度ある。安定した活躍を見せる19歳は「早く勝ちたいというより、課題としていることをできるようにと考えている」と、冷静に見据えた。