アマの岩井千怜が5アンダーの5位「一緒に合格したい」双子の姉・明愛とプロテスト同時合格目指す


岩井千怜

岩井千怜

◆女子プロゴルフツアー 宮里藍サントリーレディス 第1日(10日、兵庫・六甲国際GC=6517ヤード、パー72)

 アマチュアの岩井千怜(ちさと)が、5バーディー、ボギーなしの67で回り、現時点で首位と3打差の暫定5位の好スタートを切った。比嘉真美子が自身のベストスコアまであと1打に迫る64で回り、8アンダーで単独首位。

 18歳の岩井は、スタートの10番で、約6メートルの上りのパットを決めてバーディー発進。続く12番から14番では3連続バーディーを奪ってスコアを一気に伸ばした。「ノーボギーは最近の目標だった。できてうれしい。ショットがブレることが多くて、修正しつついいイメージで回れるようにしたら良くなった」と充実した様子で話した。

 今大会には5月のパナソニックオープンで3位だった、双子の姉でアマチュアの明愛(あきえ)も出場。前半9ホールを終えて3バーディー、1ボギーの2アンダーで20位と好調だ。千怜は会見場に設置されたスコアボードを見て、姉のスコアを確認。妹の千怜は「同じ大会に出ると頑張りたいと思う存在。ライバル心はなくて、一緒に上位争いしたい気持ちが大きい」と話した。今年埼玉栄高を卒業し、武蔵丘短大に通う2人は、6月22日から始まる最終プロテストを受ける予定で「一緒に合格したい」と双子姉妹の同時合格を目標に掲げた。

 千怜はパナソニックオープンでも初日を68で回り、5位スタート。しかし、2日目に77と崩れて70位となり、悔しい予選落ちを味わった。「(2日目は)見えない緊張と、考え過ぎちゃったのかな」と反省。プロテスト合格へ弾みとなるよう、「4日間アンダーで回れるように今週は目標を立てました。考えすぎずに行けばアンダーを出せると思います」と意気込んだ。

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