「ミレニアム世代」吉田優利が6位浮上 地元でのツアー初Vへ「最後まで諦めずに」


吉田優利

吉田優利

◆女子プロゴルフツアー ニチレイレディス第2日(19日、千葉・袖ケ浦CC新袖C=6550ヤード、パー72)

 降雨の中行われた第2ラウンドでは2000年度生まれ「ミレニアム世代」の吉田優利(エプソン)が12位で出て5バーディー、2ボギーの69で回り通算5アンダーで首位と3打差の6位に浮上した。「雨はそこまで影響はなかった。ショットが安定していたのでグリーンを捉えやすかった」と納得の表情を見せた。

 今年は4月のKKT杯バンテリンレディスで4位、5月のほけんの窓口レディースでは首位発進を決め、ツアー自己最高3位に入っており「どんどん調子は上がっている」と実感している。最近では課題のショットで、師事する辻村明志コーチに「アドレスの時にもっと重心を下げて」と指導を受け、安定感のあるショットにつなげている。

 18年の日本女子アマと日本ジュニア2冠を達成した逸材だ。18日まで行われた今年の日本女子アマでは妹で17歳の鈴(りん)が4位に入った。吉田はすぐに「すごいじゃん!頑張ったね」と連絡。「私たちはコーチや練習場も違うけど『お姉ちゃんが頑張っているから』と妹に言ってもらえるように私も頑張りたい」と刺激を受けた。

 「ミレニアム世代」では古江彩佳(富士通)がツアー4勝、西村優菜(スターツ)がメジャーを含めて2勝を挙げている。「このコースは難しくて何が起こるか分からない。最後の18番ホールまで諦めずに戦いたい」と吉田。地元・千葉で同世代3人目となるツアー初優勝を目指していく。

最新のカテゴリー記事