◆女子プロゴルフツアー ニチレイレディス最終日(20日、千葉・袖ケ浦CC新袖C=6550ヤード、パー72)
最終ラウンドは降雨によるコースコンディション不良のため、スタートが30分遅れ、第1組は午前8時30分に1番からティーオフした。
2010年大会覇者の全美貞(韓国)が5バーディー、3ボギーの70。4打差の9位から出た申ジエ(韓国)は7バーディー、1ボギーの66をマーク。全と申が通算10アンダーでトップに並びプレーオフに突入した。
サイ・ペイイン(台湾)が67をマークし、9アンダーで1打差の3位。下部のステップアップツアー通算4勝の仲宗根澄香が67で回り8アンダーで2打差の4位に入った。
2000年度生まれ「ミレニアム世代」の吉田優利は一時、1打差の2位まで迫ったが、16番で痛恨のダブルボギーがあった。7アンダーで5位となり、ツアー初優勝に一歩届かなかった。穴井詩(らら)、金沢志奈、菊地絵理香、藤本麻子も5位となった。
首位スタートの森田遥は74とスコアを伸ばせなかった。15日に結婚を発表後、ミセスとして初戦の上田桃子は70で回りともに6アンダーで10位。原英莉花は71で3アンダー29位だった。
東京五輪代表入りを目指す稲見萌寧(もね)は73と伸ばせず1アンダー41位。稲見と代表権を争う古江彩佳は74とスコアを下げてイーブンパー48位に終わった。
2018年、19年大会覇者の鈴木愛は最終ラウンドのスタート前に体調不良のため、棄権した。