米男子プロゴルフツアーのロケット・モーゲージ・クラシックを新型コロナウイルスの検査で陽性と判定され、途中棄権した松山英樹(LEXUS)のマネジメント会社が4日、「新型コロナウイルスに関して」との文書を通じて、松山の症状などを発表した。
文書によると、松山は「(検査前日の)第1ラウンドを終えたあたりから、喉の痛み、頭痛、吐き気を感じた」といい、「体温は平熱でしたが、大会2日目の朝にPCR検査を受けました」と経緯を説明。その後の体調面については「会場を離れた現在も頭痛とけん怠感の症状があります」と明かし、「PGA(米国)ツアーの感染対策のルールに従ってアメリカ国内の自宅で隔離し、静養しております」と説明した。
米ツアーは一日以上の間隔を空け、2度の検査で陰性が出た場合、10日を待たずに試合復帰を認めている。今後は15日開幕の海外メジャー、全英オープン(英国・ロイヤルセントジョージズGC)、29日からは東京五輪出場も控えるが、「引き続き感染拡大防止と安全対策を徹底してまいります。ファンの皆様にはご心配をおかけしておりますが、当面のあいだは体調回復に専念し、できるだけ早く競技に戻って元気な姿、プレーを見せられるよう努力いたします。いつもたくさんの応援をいただき本当にありがとうございます」とコメントした。
松山は4月のマスターズで優勝し、日本男子初となるメジャー制覇を成し遂げた。今月23日に開幕する五輪代表候補選手に選出されており、日本勢初の金メダル獲得に期待が集まっている。