◆女子プロゴルフツアー ニッポンハムレディス 公式練習日(7日、北海道・桂GC=6763ヤード、パー72)
地元・北海道出身の賞金ランク1位・小祝さくらは、18ホールの練習ラウンドで最終調整した。今大会で、北海道に戻ってきたのは1月以来という23歳は「すごい久しぶりの感じがする。(洋)芝の感じが道外とは違うので懐かしい。地元の大会で優勝したいです」と柔らかな笑みを浮かべた。2017年のプロ転向後は、昨年のニトリレディスの2位が北海道内の大会では自己最高位だ。
今大会は8日から4日間、各日上限1000人までの有観客で行われる。北広島市の自宅から通う予定で「知り合いの方も、応援に来てくれると思います」と今季賞金ランク1位と好調なゴルフを地元で披露するつもりだ。
過去、この大会は18年が予選落ちで19年が34位。日本女子ツアーでは、1988年のツアー制施行後最長となる6763ヤードの設定で争われる。2019年大会は6602ヤードの設定で、今大会は計161ヤード伸びた。2番、7番、15番、17番、18番の距離が伸びておりこの日、18ホールを回った小祝は「18番(397ヤードから436ヤードとなった)は特に長いなと思った。ラフがそんなに長くないのが救い。距離が長いのは難易度が上がるので長いクラブを練習しています」と6アイアンから、3ユーティリティーまでの長いクラブを入念に調整した。
今大会は21年の全38戦中の19戦目だ。全19試合に出場し2勝してトップ5以内が7度。予選落ちなしと抜群の安定感を誇っている。「前半戦は結構良かったなと思います。今までだとショットが悪いと予選落ちが多かったが、今年はアプローチとバンカーで何とかカバーできているので。バンカーは元々すごい苦手だったのが、自信を持って打てている」と成長を口にした。
この日は七夕。報道陣から願い事を聞かれると「早くコロナがおさまって欲しいなと思います」と話した。前週、短冊に願い事を書く機会があったそうで、その際は「幸せな人生になりますように」と記したことも笑顔で明かした。