“六本木の女”西村優菜が史上最長コースを攻略して暫定首位 「ショートウッドは自信がある」


西村優菜

西村優菜

◆女子プロゴルフツアー ニッポンハム・レディス 第1日(8日、北海道・桂GC=6763ヤード、パー72)

 5月のメジャー、ワールドレディスサロンパスカップなど通算2勝の西村優菜が4バーディー、ボギーなしの68をマーク。4アンダーで暫定首位に並んでいる。

 今大会は1988年のツアー制施行後、最長の6763ヤードの設定。しかも雨が降り、ランが出ずにロングヒッター有利の状況となった。そんな中、身長150センチ、50キロと小柄な西村が大きな存在感を発揮した。

 東京五輪代表の稲見萌寧とツアー1勝の河本結との注目組で、午前8時5分に10番からスタート。出だしの10番で、残り100ヤードからピッチングウェッジで右奥4メートルにつけてバーディー発進した。後半は、2番で残り165ヤードから6ユーティリティーでの第2打をピン横1メートルにつけて伸ばした。6番は残り115ヤードから、9アイアンでピン奥のカラー5メートルにつけてバーディー。8番は6ユーティリティーでピン横2・5メートルにつけて伸ばした。

 雨の中でドライバー、3ウッド、5ウッド、7ウッド、9ウッド、6ユーティリティーと6本のウッド系クラブを自在に操った。「ウッドでのセカンドで、集中して大きなミスなく安定したゴルフができた。本当に距離が長くて雨も降っていたし、タフな試合になるかなと思っていた中で、すごく良かった。いつも通りテンポに気を付けました。パー5を除くほぼ半分くらいのホールで、2打目でウッド系のクラブを持っていました。ショートウッドは飛ぶ選手のアイアンに負けないくらいの自信はあるので」と会見場でうなずいた。

 第2ラウンドに向けては「良い位置で決勝ラウンドに進めるように、しっかり60台を目指して頑張りたいです」と気を引き締めていた。

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