堀琴音、4年ぶり単独首位発進「初日とはいえ、一番上にあるのは素直にうれしい」


9番、ティーショットを放つ堀琴音。通算5アンダー1位(カメラ・山崎 賢人)

9番、ティーショットを放つ堀琴音。通算5アンダー1位(カメラ・山崎 賢人)

◆女子プロゴルフツアー ニッポンハム・レディス 第1日(8日、北海道・桂GC=6763ヤード、パー72)

 初優勝を目指すプロ8年目の堀琴音(25)=ダイセル=が6バーディー、1ボギーの5アンダー、67で回り、17年4月以来の単独首位発進を決めた。姉は通算2勝の奈津佳(29)で、1988年のツアー制施行後2組目の姉妹優勝と、3季ぶりの賞金シード復帰へ最高のスタートを切った。賞金ランク2位で東京五輪代表の稲見萌寧(もね、21)=都築電気=は1オーバー、73で6打差の56位だった。

 4年ぶりの首位発進を決め堀琴は「初日とはいえ、一番上にあるのは素直にうれしい」と会見場で感慨深げにリーダーボードを眺めた。堅実なショットが光り、5番は1メートル、6番で1・5メートルを沈めて単独首位に浮上。フェアウェーキープ率85・71%で「セオリー通りのゴルフができた」と笑った。

 10代のアマチュア時代から活躍し、15年に賞金ランク33位で初の賞金シード入り。16年は7052万円を稼ぎ自己最高の同11位に。ティーショットの不振で、18年からシード落ち。今年、球筋をドローから左から右に曲がるフェードへ変更して復活し、約2746万円稼いで3季ぶりのシード返り咲きも見据える。「早く優勝したいという気持ちはだんだん大きくなってきた」。福嶋晃子、浩子に続く史上2組目の姉妹Vに挑む。

最新のカテゴリー記事