◆米男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 第149回全英オープン 最終日(18日、英ロイヤル・セントジョージズGC=7189ヤード、パー70)
全英オープンらしからぬ穏やかな青空の下、上限3万2000人の有観客の中で世界最古のメジャーが終了した。日本人の父を持つ東京五輪米国代表のコリン・モリカワ(24)が1打差2位で出て4バーディー、ボギーなしの66で回り、通算15アンダーで初出場初優勝を飾った。同じく初出場で制した昨年の全米プロ選手権に続くメジャー2勝目。高精度のショットを武器に一躍、東京五輪の金メダル候補となった。
2017年大会王者のジョーダン・スピース(米国)は、66で回って2打差の2位となった。2010年大会覇者で初日から3日間首位を走ったルイ・ウェストへーゼン(南アフリカ)は、71と落として、東京五輪代表で6月の全米オープンを制したジョン・ラーム(スペイン)とともに、11アンダーの3位に終わった。
メジャー4勝のブルックス・ケプカ(米国)は65で回り、8アンダーの6位。世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(米国)は、67で回って7アンダーの8位に入った。連覇を狙った東京五輪代表のシェーン・ローリー(アイルランド)は69で回り、6アンダーの12位で終えた。
東京五輪代表で昨年の全米オープン王者のブライソン・デシャンボー(米国)は65で回り、2アンダーの33位。世界ランク3位で東京五輪代表のジャスティン・トーマス(米国)は69で回り、1アンダーの40位。14年大会覇者で東京五輪代表のロリー・マキロイ(英国)は71と伸ばせず、イーブンパーの46位。アマチュアのマティアス・シュミッド(ドイツ)は2オーバーの59位で、ローアマチュアに与えられる「シルバーメダル」を獲得した。
メジャー初出場で、日本勢唯一の決勝ラウンド進出を果たした木下稜介は64位で出て2バーディー、1ボギーの69で回り、通算2オーバーの59位で終えた。