稲見萌寧、ホステス大会初日が22歳の誕生日「奇跡だと思いました」首位と4打差20位


笑顔の稲見萌寧、西村優菜(右)

笑顔の稲見萌寧、西村優菜(右)

◆女子プロゴルフツアー 楽天スーパーレディース 第1日(29日、兵庫・東急グランドオークGC=6568ヤード、パー72)

 国内ツアーの新規大会、楽天スーパーレディースが開幕した。大会のホステスプロで東京五輪代表の稲見萌寧(都築電気)は、雷雲接近のため1時間24分の中断に見舞われたが、3バーディー、ボギーなしの69で回り、首位と4打差の20位となった。

 1アンダーで迎えた8番で、1・5メートルのバーディーパットを打つ前に中断のホーンが鳴った。それでも再開直後のパットをしっかりと沈めてバーディー。後半は10番でスコアを伸ばしたが、その後は思うようなゴルフができず「休憩時間が長くて体が固まってしまった。暑さで体力を消耗した」と長い一日を振り返った。

 稲見は4月に楽天グループとプロゴルファーでは初のスポンサー契約を締結。大会初日のきょう、22歳の誕生日を迎えた。1番ホールで紹介アナウンスとともに多くのギャラリーに祝福され「誕生日という感覚がなかった。でもホステス(プロ)としての大会初日で誕生日というのは、運命を感じました。奇跡だと思います」と笑顔で話した。

 大会初代女王に向けて、まずは4打差を追う。2日目(30日)は午前スタートのため、「グリーンがきれいな状態で回れる。日に日に、ホールバイホールで少しずつよくなっていければ」と意気込んだ。

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