東京五輪代表の稲見萌寧、手作り金メダルのプレゼントに笑顔「立ち上がって応援してもらえるプレーを」


3番、バーディーパットを決めギャラリーの拍手に応える稲見萌寧(カメラ・馬場 秀則)

3番、バーディーパットを決めギャラリーの拍手に応える稲見萌寧(カメラ・馬場 秀則)

◆女子プロゴルフツアー 楽天スーパーレディース 最終日(31日、兵庫・東急グランドオークGC=6568ヤード、パー72)

 7打差の22位から出た東京五輪代表の稲見萌寧(都築電気)が、6バーディー、ボギーなしの66で回り、通算12アンダーでホールアウトした。メインのホステスプロとして迎えた初めての大会を終え、「緊張するかなと思っていたけど、楽しさの方があった。3日間ギャラリーも付いて下さって、盛り上げられたかな」と笑顔で振り返った。

 パー4の15番では、8メートルのロングパットを沈めてバーディー。続く16番でもピンの左4メートルからバーディーパットを決めた。30日の第2ラウンドでは、ティーショットが安定せず不安を口にしていたが、この日は「ティーショットは当たっていなくてもフェアウェーに行った。なんとかできるぐらいになった」と、改善傾向を見せた。

 プレー終了後には、ギャラリーの女の子から手作り金メダルをプレゼントされた。表は「TOKYO 2020」、裏には「おりんぴっく がんばってください」と手書きのメッセージ入り。「く」が反転しているかわいらしい手作り金メダルに、稲見も目尻を下げた。

 いよいよ、4日から埼玉・霞ケ関CCで東京五輪の女子ゴルフ競技がスタートする。今大会をいい形で終え、8月2日に会場入りする予定。「順位やメダルは気にせずに、自分の持っているゴルフのレベルを最大限に出して、その結果上位に行けたら。テレビの前で見ているお客さんに立ち上がって応援してもらえるプレーをしたい」と意気込んだ。

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