◆東京五輪 ゴルフ女子 公式練習日(3日、埼玉・霞ケ関CC=6648ヤード、パー71)
ともに初出場の日本代表の畑岡奈紗と稲見萌寧が、会場内で最終調整を行った。猛暑の中、10番から9ホールの練習ラウンドを一緒に行い、日本代表の服部道子女子コーチが視察して歩いた。
2人は、各ホールのグリーン周りを入念にチェックした。24、25日と男子選手とともに練習ラウンドを既に積んでいるが服部コーチによると、「その時よりもラフが半分くらいに刈られた」という。
最終調整後に取材に応じた服部コーチは、日本勢のメダルの可能性を問われると「もちろん、あります。2人ともいい状態ですので」と即答。2人の最終調整を見守った印象を「(グリーンを)外した時のリカバリーは大切なので。そこはしっかりやっていた気がしましたね」と語った。雨が降らず、真夏日が続いてグリーンが硬くなってきており「フェアウェーヒットはラフが短くなっても必要」とコース攻略のカギに挙げた。
日本男子代表の丸山茂樹ヘッドコーチから、LINEで激励も受けたという。「タフな一週間になると思うけど、男子が取れなかったメダルを女子に期待しているし、本当に良いチームだから頑張ってね」などとのメッセージを受け取った。
4日の第1ラウンドは午前7時30分スタートの第1組で、稲見が開幕を告げる記念すべきオープニングショットを放つ。畑岡は、午前8時14分に世界ランク1位のネリー・コルダ(米国)、世界ランク2位の高真栄(韓国)の金メダル候補2人と同組で、1番からティーオフする予定。