ヨーロッパゴルフ場巡りとプラスαの楽しみ方＜４＞

イタリアゴルフ＆温泉そして、イタリア料理　　（シェルボ・ゴルフホテルスパリゾート編）

 

　イタリアといえば、ファッションの国。日本ではメジャーではありませんが、ヨーロッパではかなり人気の高いゴルフブランド、シェルボ（Chervo）、そこが運営するゴルフリゾートがガルダ湖の辺りにあると聞いて、行くことにしました。実は、この発音がイタリア語的に発音するならケルボになるので、いつも疑問に思っていましたが、ここに来て判明、フランス語的に、シェルボと発音するのだそうです。
　ガルダ湖のほとりは、ワイン生産が盛んな地域、その一角のサンビジリオのシェルボ・ゴルフホテルスパリゾートをご紹介したいと思います。

 

　ガルダ湖は、湖畔リゾートとして有名で、湖に突き出した村、シルミヨーネは、その突端に、城塞が建設され、現在は、城郭の中に、お土産物屋さんやレストラン、カフェ、アイスクリーム屋さんと、観光客を魅了する一お店が軒並みあり、観光名所となっています。また、ここからガルダ湖を巡るクルージングツアーもあり、春夏秋冬通して人出が多い一大観光地です。
　オーストリア、ドイツ方面からの高速道路から、一番最初のイタリア湖畔リゾートということもあり、車で気軽にやってこられる場所として、特に春の初め、まだ寒さが残る北ヨーロッパ人にとって、ここは避寒地としての役割を呈しており、人気が高いです。

 

　トスカーナのように自然の温泉ではなくても、最近は、ホテル内にスパリゾートとして、温水のジャクジーのジェットや滝などをあしらったプールやサウナ、スチームバスなどの設備やマッサージプログラムを充実させているので、そうしたスパと組み合わせたゴルフパッケージが充実しています。

 

　シェルボゴルフコースは、１１０エーカーの中に、合計３６ホールあり、それぞれ、その時の混み具合で、３６ホールの中から、１８ホールの組み合わせを考えて予約してくれます。予約は、９ホール単位で、ティタイムを予約していくので、次のスタートまで時間が余ってしまうこともあります。その場合は、クラブハウスでカフェ休憩を取ったり、或いは、それを見越して、食事の時間を取ったりと、イタリアならではのゆったり、リゾートゴルフを楽しんでみてはいかがですか。

 

　コースは色分けされ、各ティグラウンドには、花壇が施され、ジャスミンの香りが良い空気を醸し出してくれていたり、薔薇の花壇があったり、ビビッドなイタリアンカラーが似合うファッショナブルなゴルフ場です。

 

　宿泊形態も色々で、ホテル滞在も出来れば、キッチン付きのアパートで長期滞在も可、また、リゾート開発の一貫で、別荘として売られているアパート群もあり、それぞれの滞在形式でロングステイしている人が多いです。ここをベースにし、ガルダ湖畔巡りや、その周辺に広がるワインヤードとワインセラー、試飲などをしながらお気に入りのワインを買ったりと、ゴルフだけではない楽しみ方が満載です。ここは、ドライブ旅行がお勧めです。ミラノとヴェネチアの間に位置しているので、北イタリアを巡る旅の寄り道スポットとしては、最適なところです。

詳しくは、こちらを！https://www.chervogolfsanvigilio.it

 

　底抜けに明るいイタリア人に囲まれて、イタリアンゴルフを楽しんでみてはいかがですか？

 

◆神田美智子
フランス・シャモニー在住。大学を卒業後、スキーツアーのコーディネーターとして、海外スキー場に何度も足を運ぶうちにすっかりヨーロッパアルプスに魅了され、その後、スキー雑誌の海外特派員として原稿を書くかたわら、現在のシャモニーで日本人アルピニストと結婚。夫婦そろってゴルフが趣味で、バカンスの度に世界中のゴルフ場を息子2人も一緒に連れ回っているうちに、息子たちもゴルフ好きとなり、1人は、高校からカナダのゴルフアカデミーに行った後、カナダのヴァンクーバーアイランドで7年間、CPGAのゴルフインストラクターとして働いた経験があり、もう1人の息子は、現在、プロツアーのキャディとして日本、アジア、ヨーロッパのツアーにプロゴルファーと同行。

 

シャモニーでは1994年より個人旅行を専門とした日本人観光客向けの各種ツアーや宿泊予約などの手配をするフランス法人の旅行会社、アルプ・プランニング・ジャポンを経営し、12名が宿泊可能な宿泊施設、シャレージャポニヤールを所有。その他、テレビ番組制作の現地でのコーディネートを多数てがけ、オリンピック、パラリンピック、サッカーワールドカップのような大きな大会では、NHKのコーディネーターとして活躍。 お問合せは、アルププランニングジャポンへ。