渋野日向子は70で2アンダー 首位と3打差でホールアウト…AIG全英女子オープン


渋野日向子

渋野日向子

◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー最終戦 AIG全英女子オープン 第1日(19日午前6時30分スタート、英国・カーヌスティ・ゴルフリンクス=6850ヤード、パー72、賞金総額580万ドル(約6億3600万円)、優勝87万ドル(約9500万円)

 2019年大会覇者の渋野日向子(サントリー)は1イーグル、3バーディー、3ボギーの70をマーク。2アンダーとして、首位と3打差でホールアウトした。世界ランク1位のネリー・コルダ(米国)らが5アンダーで首位を走っている。

 男子の全英オープンで過去8度、女子では11年大会以来、10年ぶり開催のツアー屈指の難コース。渋野は大会前のインタビューで「全ホール難しい。期待しないで下さい」と語っていたが、1番パー4でいきなり見せた。2打目をグリーン左サイドにこぼした後、3打目はウェッジでチップインバーディー。磨いてきた小技を2年ぶりに入った観客の前で披露した。

 2番は第1打をフェアウェー左の深いバンカーに入れてボギー。だが、6番パー5ではフェアウェーからの第3打でウェッジを握り、グリーンの傾斜をうまく使ってピンそば約2メートルに寄せてバーディーを奪った。2バーディー、1ボギーの1アンダーとして前半9ホールを折り返した。

 10番パー4では第1打を深いバンカーへ。2打目はユーティリティーを握ったが、バンカーの縁に当ててしまった。だが、深いラフからの第3打でピンそば約1メートルに寄せてパーセーブ。流れを手放さなかった渋野は、351ヤードの11番パー4でスーパーショットを見せた。フェアウェーからの第2打はウェッジで放つと、ピン手前約8メートルに着弾し、そのまま転がってカップイン。キャディーと笑顔でハイタッチを交わした。劇的イーグルで一気に首位と2打差に詰め寄った。

 14番パー5ではフェアウェーからの第3打をピン手前約2メートルに寄せると、4打目のパットもしっかり打って決め切りバーディー。一時、首位と1打差に迫った。15番は第1打、第2打で深いラフを渡り歩いたが、約3メートルのパーパットを沈めた。17番パー4では約3・5メートルのパーパットを外し、ボギー。続く18番も3パットの連続ボギーでスコアを下げた。

最新のカテゴリー記事