東京五輪銀メダルの稲見萌寧が大会コース新記録で首位スタート


2番、ティーショットを放つ稲見萌寧

2番、ティーショットを放つ稲見萌寧

◆女子プロゴルフツアー  CATレディース 第1日(20日、神奈川・大箱根CC=6638ヤード、パー72)

 東京五輪銀メダルで賞金ランク2位の稲見萌寧(都築電気)が、8バーディー、1ボギーの65で回り、堂々の首位スタートを切った。2001年大会で具玉姫がマークしたパー72における大会コース記録(67)を2打も更新。大会コース新記録について「初めて知りました。明日からもスコアを伸ばすことが大事」と貫禄を漂わせながら冷静に話した。

 東京五輪で銀メダルを獲得した後、最初の大会となった先週のNEC軽井沢72は19位。“凱旋2戦目”に向けて、19日の練習ラウンド終了後「雨でグリーンが軟らかくなってボールが止まるので、スコアの伸ばし合いになるかも。スタートダッシュで上位にいられるようにしたい」と話していた。有言実行の稲見が今大会も強さを発揮している。

 稲見が目指す究極の目標は「絶対王者」。「絶対王者とは毎週、ぶっちぎりで勝つことですね。ハラハラドキドキしたくないので」と笑顔を交えて、大きな目標を明かした。

 吉田優利(エプソン)、臼井麗香(ディライトワークス)、沖せいら(フリー)が、1打差の2位に続く。先週のNEC軽井沢72で優勝した賞金ランク1位の小祝さくら(ニトリ)は3打差の5位と好位置につけている。

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